田を耕す|釈迦一日一言|1月20日
田を耕す
あるとき、農夫が、托鉢に来た釈迦に向かって、「自分は田を耕して生活している。おまえも働いたらどうだ」と言った。それに対して釈迦は、自分もまた田を耕している、と、次の詩を唱えた。
「わたしにとって信仰が種子だ。修行が雨。智慧が軛(くびき)と鋤(すき)。慚(はじること)が鋤棒。心が縛る縄。心の落着きが鋤先と突棒。身を慎しみ、言葉に気をつけ、食物を節して過食せず、 真実を守ることによって草を刈っている。 耕作はこのようになされ、甘露の果実をもたらし、あらゆる苦しみから脱れることができる」
『相応部経典』(7.2)
いつもありがとうございます。
中村元著作 アマゾンページ
https://amzn.to/3sZvCs1
created by Rinker
¥1,359
(2024/12/11 14:03:31時点 Amazon調べ-詳細)
#田を耕す釈迦