流れを下る|釈迦一日一言|2月2日
流れを下る
ある人が河の流れに舟を浮かべて下るとする。岸に立つ人が声をからして叫んだ。「楽しそうに流れを下ることをやめよ。下流には波が立ち、渦巻きがあり、鰐と恐ろしい夜叉が住む淵がある。そのまま下れば、 死んでしまうぞ」と。
このたとえで、「河の流れ」とは愛欲の生活、「楽しそうに下る」とは自分の身に執着すること、「波立つ」とは怒りと悩みの生活、「渦巻き」とは欲に楽しみ、「鍔と夜叉の住む淵」とは罪によって滅びる生活、「岸に立つ人」とは仏をいう。
『本事教』(100)
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