ありのまま｜釈迦一日一言｜２月２３日

ありのまま｜釈迦一日一言｜２月２３日

『釈迦一日一言』　３７ページより

ありのまま

婆羅門がやって来て、釈迦に尋ねた。
「ときにわたしは澄みきった気持ちがして、これまでに学んだことをよく理解できることがある。しかし、ときに混迷して、何も分からなくなることがある。どうしてそうなるか?」

釈迦が教えた。

「ここに器に入れた水がある。その水が赤とか青とかに濁っていたら、その水に自分の顔を映しても、ありのままに見えない。それと同じく、人の心が欲望によって濁っ ているときは、ありのままに映らないのである」

『相応部経典』(46・55)

 

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