五百台の薪|釈迦一日一言|3月19日
五百台の薪
酒浸りになっていた老人が、自己を反省して釈迦に会いにやって来た。彼は、これまでに自分が犯した罪業の報いを懼れていた。そんな老人に向かって、釈迦は次のように教えた。
「かりに白象の引く五百台の車いっぱいに積んだ薪を地面に降ろして、これを全部燃やすには、車何台分の火が必要か?」
「車何台分の火ですって? いいえ、ほんのちょっぴり、豆粒ほどの火で十分です」 「そうだ。あなたの重ねた罪が車五百台分であっても、懺悔をすれば消えるのだ」
『衆経撰雑譬喩』(40)
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