琵琶の絃|釈迦一日一言|3月23日
琵琶の絃
釈迦が尼連禅河(ナイランジャナー)の辺で苦行を続けているとき、一人の農夫が民謡を歌いながら通って行った。
「琵琶の絃、きりり締めれば、ぷつり切れ、さりとて弛めりゃ、べろんべろん」
その歌を聞いた瞬間、釈迦は、
ー中道 ー
といったことに気付いた。在家のときに彼がした生活は、快楽という一つの極端であった。いまやっている苦行はもう一つの極端である。そのような両極端を排した中道こそ、真理への大道である、と。
『律蔵』(大品・1)
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