琴|釈迦一日一言|12月10日
琴
いくら激しい修行を積んでも、悟りの得られぬ弟子がいた。彼は絶望のあまり、還俗して在家の生活に戻ろうかと考えた。その彼の心の迷いを知って、釈迦はこのような助言をした。
「以前そなたは琴の名手であった。琴を弾くには、どうすればよいか?」
「あまり強からず、弱からず、調子にかなうように弾くべきです」
「仏道の修行もそれと同じだ。刻苦にすぎても心はたかぶり、弛緩にすぎれば懈怠におもむく。なんじは中をとらねばならぬ」
『雑阿含経』(9.30)
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