誠実に生きる小林正観
誠実に
生きる
『こころの宝島』188ページから
うたしショップ販売ページ
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誠実に生きること。
本の中では
観光果樹園の例が出ています。
日本一の旅行作家であった正観さんが出会った話。
もともとはこういう話を各地でしていて、
講演会活動になっていった。
ある道路沿いに数十軒果樹園がある。
そのうち繁盛しているのが2軒だけ。
なぜか?
特別なことをしたわけではなく、
誠実な商売をしただけ。
サンプルの果物と、
郵送の果物は同じ商品。
味が悪かったと言われれば、
改めて箱詰めして送った。
一方で他の果樹園は、
サンプルよりも劣ったものを
郵送して最初は儲かった。
しかし次第に客足がはなれた。
地元の人たちも買っていて、
評判のいいところが2軒。
紹介客が出入りし始め、
2軒だけが繁盛し始めた。
気づいた他の店も
キチンと商売を始めたが
お客さんは戻らなかった・・・
倒産や借金の話
これはある合宿での質疑応答。
ある方が数年前経営していた
会社が倒産した。
従業員にもできるだけのことをして、
再就職等でも動いた。
借金先にも、
お金は返せないが
顔を出し続けている。
そのある方が今の状況で、
お金を返せない自分が
情けなく、苦しい。
と言った。
小林正観さんの答えはこんなものでした。
「あなたは苦しまれているようだが、
今の話にはどこにも問題がない。
従業員の人たちにも手をつくし、
今でも会えば会話をするんですよね。
借金は返せなくても、
相手先に顔を出し続けている。
誠実に生きていると思います。
会社がうまく行くとか
つぶれるとかは関係ない。
誠実に生きているかが
大事なんです。
あなたは誠実に生きているので、
どこにも問題がないと思います」
相手の方が号泣する中、
ある種同じような葛藤を抱えていた私は、
【あ~、誠実に生きればいいんだ】
心というか、身体の中で
サイダーの泡がシュワ~っと行くような感じで、
気持ちが晴れたことをおぼえています。
『こころの宝島』
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