鬼子母神|釈迦一日一言|3月22日
鬼子母神
鬼子母神(ハーリーティー)は幼児を殺して食う邪神であった。マガダ国の王舎城 (ラージャグリハ)において、次々と幼児を食い殺していた。それを見た釈迦は、彼女の五百人の子の一人を隠してしまう。なくなったわが子を捜して狂乱する鬼子母神に、釈迦は、「一人ぐらい、いいではないか」と言う。「五百人いても、どの子もみんなかわいい子だ」と抗議する鬼子母神に、「それなら、たった一人のわが子を奪われた人間の悲しみを思うがよい」と教えられ、鬼子母神は悔悛して善神となった。
『有部毘那耶雑事』うぶびなやぞうじ (31)
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