4月10日|群集|釈迦一日一言
群集
群集に尊敬されて偏屈すべきではない。そうするならば、心が乱れ、心の平安が得難いであろう。大勢の人々から受け容れることは苦しみであると考えて、群集に交わることを喜んではならない。
『長老偈』(1051)
これは、釈迦の入滅後、仏教教団を率いた摩訶迦葉(マハーカーシャパ)の言葉です。彼は、出家者が群集から尊敬される危険を述べていますが、これは出家者にかぎりません。人気があるということは、本質的に危険なことなんです。
管理人の思ったこと
小林正観さんのこんな言葉を思い出しました。
『有名になることは良いことばかりではないんです。
友人の頼まれごとをできなくなってしまいます。』
有名になる気がないのに有名になり、
目の前の人を大事にしていくことをやり続けた。
結果として、古くからの友人へのケアをする時間が減っていった。
また
人間が克服できないものとして、
虚栄心や慢心がある。
油断するとムクムクと湧いてでてくる。
そういうこともおっしゃっていました。
人気というものの怖さを正観さんから教わりました。
いつもありがとうございます。