4月17日|戒と律|釈迦一日一言
戒と律
日本語には戒律、という言葉がありますが、本来は「戒」と「律」はまったく違ったものです。
サンスクリット語では戒は、シーラ。といい、「習慣」という意味です。不殺生戒だとか不安語戒というのは、生きものを殺さない。嘘をつかないといったいい習慣を身につけようというものです。ですから、在家信者の場合は、戒を破ったからといって罰則はありません。
律のほうは、ヴィナヤ、といい、集団生活をする僧侶に対して、破戒の場合の罰則を規定したものです。
管理人の思ったこと
戒律を守る、
日本語になって釈迦というか仏道のニュアンスが伝わりにくくなっているものがある、
そう思って読まなくてはと思いました。
四苦八苦の
『苦』
も、もともとは思い通りにならないこと。
まずサンスクリット語から玄奘等によって漢訳。
漢字の意味を伴って、
苦しみと解釈されやすい。
人生は苦に満ちている、
は
人生は思い通りにならない事に満ちている
が釈迦の言ったことらしい。
戎は習慣を守る、
良い習慣を守ること。
戒めたいと思いました。
いつもありがとうございます。